昭和の30年代に人気があった南海ホークスと演歌というジャンルに関して、
南海ホークスの最後の10年やレコードからCDに変わってきたあたりの年代に
関していろいろと文献をあさってみました。

 大変、地の利のいい大阪球場というホームグラウンドに関西圏という市場。
多くのお客さんがゲームを見に行ってもいいはずなのに観客動員数やグッズの
売り上げは現在の福岡ソフトバンクホークスのそれとくらべると大違い。

 「南海ホークスのファンだ。」と口にしていて、ダイエーに球団が売られることになって
から急に大阪球場に人が集まりだしたのはなぜなのか。

 南海ホークスのファンだと言っているのなら、それまでの観客動員数から赤字額が
大変なものであるのはわかるわけだし、プレイヤーは多くのファンの前でプレイすることに
喜びを感じるはずなのにスタンドはガラガラ。

 南海ホークスを愛していた人は数が非常に少ないと思いましたね。

 また、「歌はやっぱり演歌だ」という人が果たして、どれだけCDを購入したり
ダウンロードしているのだろうか。

 消費活動をして歌手が売り上げを上げて、レコード会社に契約を継続させようと
思わせるのは活動を継続するには不可欠です。

 演歌というジャンルのファンでCDを買い、ダウンロードをしているのは近年では
氷川きよしのファンぐらいに思えます。

 「歌はやっぱり演歌だ」という人の多くは「NHK歌謡ステージ」や独立UHF局の
演歌の番組を見て満足しているだけで、お金を使わない気がしますね。

 世の中は経済原理で成立しているわけで、球団が赤字になって、親会社が
抱えきれないときは身売りも考えるし、歌手が売り上げが上がらないとレコード
会社も契約を打ち切る。とんでもないパトロンがいない限りそうなってしまうのは当然だと
思います。

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