いよいよ今季の四大大会の最後のUSオープンが始まります。
そして、今回は何と日本人男子が三人も本戦出場。ある意味日本人の
テニスファンにとっては歴史的な大会となります。

 私が83年の終わりから長い間テニスを見始めて痛烈に感じた違和感というのは
日本人の男子のテニスプレイヤーがプロと名乗っているのですが、四大大会には
松岡修造以外は縁がなく、松岡修造が引退後は鈴木貴男が時折四大大会に
顔を出す以外は錦織圭の出現まで日本人男子プレイヤーの姿がないこと。
そして、ランキングはとても低いのに収入があるというものでした。

 私の中の定義では四大大会に出るようになってプロフェッショナルプレイヤー
と呼べるのではないかというものがあり、多くの日本人プレイヤーは
私の定義からするとプロフェッショナルプレイヤーではないと考えていました。

 世界のツアーとは関係のない日本の国内のツアーだけで生活ができること、
メーカーのスポンサードを得られることはある意味幸せであるが、ある意味
不幸せだと思っていました。

 全日本チャンピオンが世界のランクでは500位台というのは日本の中では
強いかもしれませんが、世界では相手にされない状態なわけで、そういった
状況をぶち破った松岡修造以降にようやく一人だけでなく三人がUSオープンの
本戦に出ることというのは日本も地殻変動が起きているのかなと思いますね。

 果たして、彼らがニューヨークでどんなパフォーマンスを発揮するのか
注目している私です。

 

 

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