Moto3に意欲を見せるチーム内部に案内される。
2011年8月25日 スポーツ イタリア選手権やスペイン選手権を戦っているチームや現在、125やMoto2に
参戦しているチームなどが来季から始まるMoto3で出場を表明しています。
そんななかでチェコのチームで今季、125ccのアルぺアドリアカップに参戦して
いるチームのオフィスに案内されました。
チームの本拠地はチェコの北部地方のusti nad orliciにあります。
現在の活動状況は前述のようにアルぺアドリアカップで125ccでの戦い。
FGRチームというこのチームの母体ですが、機械の部品などを請け負い、
それを制作しているところであり、バイクのレースはあくまでも趣味だと
いう話でした。
その趣味が高じて、125ccのレースに参戦。今までもアルぺアドリアカップ
に参戦しながらMotoGPのチェコのブルノでのレースでワイルドカード参戦をして
きましたが、活動の場をMotoGPにしてフル参戦ということを考えているようです。
また、この会社ですが、現在Midaluというv6で2500ccのバイクを受注生産
して小規模ではありますがバイクメーカーとしての生産活動もしています。
ライダーに限らず、マネージメントサイドにしても、エンジニアにしても
いい意味で欲が深い、目標が高い人というのが新しい何かを模索したり、
創作して、世界の頂上に突き進むのですが、現今の125ccでの活動に満足
しないため、来季のMoto3クラスでのMotoGPフル参戦を考えたり、
既存のマシンには飽き足らずV6エンジンで2500ccのバイクを作り、それを世
に問うところなどは世界のトップクラスのライダーやマネージャー、エンジニア
に相通じるところを感じました。
日本のようにメーカーが四つもあるわけでもなく、部品メーカーが集積
しているわけでもない小規模なチェコの地方都市の工業地域から何が生まれ
何が飛び出すのか気になるところです。
恐らく、世界一のバイクメーカーであるホンダも最初は小さな町工場から
気持ちの強さ、いい意味での欲の深さからそれまでにない製品が作り、それが
世界のバイク好き、バイクを必要とする人々に愛され、浸透し、並行して
レース活動をしながら多くの傑作マシンが出てきて世界を席巻したんだ
という敗戦国であり小さなメーカーであった現在の巨大メーカーの歴史を改めて
思い起こしました。
現状に満足している人は何も動かないのでしょうが、不足感、不満足感が
新しい何かを生み出します。今回、案内していただいたミロスラフ・フォルグル
氏もリッターで10キロ走る車を見て『車なんてこんなものだ』というタイプでなく
リッターで100キロ走る近未来の車を作るために何が必要で何をしようかと
考えるタイプの人だと思いました。
来季に関しては計画段階であり、クリアすべき課題が多いということですが
リソースや気持ちの強さなどはすでにクリアしているように思います。
注目して見守りたいと思っています。
このメーカーの詳細、Midalu2500に関しては
www.motofgr.comをご覧ください。
参戦しているチームなどが来季から始まるMoto3で出場を表明しています。
そんななかでチェコのチームで今季、125ccのアルぺアドリアカップに参戦して
いるチームのオフィスに案内されました。
チームの本拠地はチェコの北部地方のusti nad orliciにあります。
現在の活動状況は前述のようにアルぺアドリアカップで125ccでの戦い。
FGRチームというこのチームの母体ですが、機械の部品などを請け負い、
それを制作しているところであり、バイクのレースはあくまでも趣味だと
いう話でした。
その趣味が高じて、125ccのレースに参戦。今までもアルぺアドリアカップ
に参戦しながらMotoGPのチェコのブルノでのレースでワイルドカード参戦をして
きましたが、活動の場をMotoGPにしてフル参戦ということを考えているようです。
また、この会社ですが、現在Midaluというv6で2500ccのバイクを受注生産
して小規模ではありますがバイクメーカーとしての生産活動もしています。
ライダーに限らず、マネージメントサイドにしても、エンジニアにしても
いい意味で欲が深い、目標が高い人というのが新しい何かを模索したり、
創作して、世界の頂上に突き進むのですが、現今の125ccでの活動に満足
しないため、来季のMoto3クラスでのMotoGPフル参戦を考えたり、
既存のマシンには飽き足らずV6エンジンで2500ccのバイクを作り、それを世
に問うところなどは世界のトップクラスのライダーやマネージャー、エンジニア
に相通じるところを感じました。
日本のようにメーカーが四つもあるわけでもなく、部品メーカーが集積
しているわけでもない小規模なチェコの地方都市の工業地域から何が生まれ
何が飛び出すのか気になるところです。
恐らく、世界一のバイクメーカーであるホンダも最初は小さな町工場から
気持ちの強さ、いい意味での欲の深さからそれまでにない製品が作り、それが
世界のバイク好き、バイクを必要とする人々に愛され、浸透し、並行して
レース活動をしながら多くの傑作マシンが出てきて世界を席巻したんだ
という敗戦国であり小さなメーカーであった現在の巨大メーカーの歴史を改めて
思い起こしました。
現状に満足している人は何も動かないのでしょうが、不足感、不満足感が
新しい何かを生み出します。今回、案内していただいたミロスラフ・フォルグル
氏もリッターで10キロ走る車を見て『車なんてこんなものだ』というタイプでなく
リッターで100キロ走る近未来の車を作るために何が必要で何をしようかと
考えるタイプの人だと思いました。
来季に関しては計画段階であり、クリアすべき課題が多いということですが
リソースや気持ちの強さなどはすでにクリアしているように思います。
注目して見守りたいと思っています。
このメーカーの詳細、Midalu2500に関しては
www.motofgr.comをご覧ください。
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