MotoGPの4ストローク導入はどういう理由があったのだろうか。

　以前の500ccからMotoGPへ変更し、それに伴い4ストロークにするという時にあった
説明として環境問題を考えて、4ストローク化にするということでした。
そのMotoGP元年やその翌年に私はパドックにいることも結構あったのですが、
環境問題を考えて、レギュレーションを変更したということで、それなら同時並行で
リサイクルやリユース、リデュースなどを進めて、分別回収をしたり、太陽光エネルギーや
風力発電をしているのかと思いきや、まったくそういった動きがなくて大変驚きました。

　何だか、これではやっていることと言っていることが違いすぎるなと思いましたし、
また、個人消費に根ざした企業がレースの世界にスポンサーとして参入しようと
したときに消費者から非難されると思いましたね。

　今年になって、プラマックがソーラーパネルを利用して、電力を蓄えて使用するという
方法を取り、話題になりましたが、やらないよりはましですが、遅かったと思いました。
また、何でこのチームだけで、他のチームやメーカーはやっていないのだろうか、
あるいはやっていても取り上げられないのだろうかとも思いましたね。

　原田哲也のレーシングキャリアの最終年がMotoGPクラスでホンダのマシンを
走らせるというものでしたが、汗をかいたときにタオルではなくて、ペーパータオルで拭い
取る姿を映像で見て、本当にレース業界の方々は環境問題を考えて4ストローク化を進め
たのか疑問を感じましたね。

　それにしても、何で他のメーカーやチームは環境保護を考えた動きをしていないのか
あるいはしていても取り上げられないのか不思議です。

　プラマックのエコホスピタリティに関しては、メディアセットが取り上げています。
詳しくはこちら↓

　http://www.sportmediaset.mediaset.it/motogp/gp_portogallo/articoli/58777/pramac-presenta-la-eco-hospitality.shtml