物事に不平や不満があったときに考えられる解決方法は現状を変えることか逃げること
だと思います。私が原子力発電に関して、反対の立場の方々の思いや願いを考えると
日本を愛するが故に行動をしていたように思うのですが、それが多くの人に届かなかった
時に変えることができず、住む場所を変えるか、とんでもない虚無感を感じたのだろうな
と思います。

 原子力発電の危険性を理解して、なくしていこう。あるいは、違った形での電力の生産
を進めていこうと考えて発言をされていた方々には強い郷土愛や愛国心があったと思います。

 しかしながら、その発言が浸透したのは一部の人々のみであり、マジョリティとはならなかった。

 そして、とんでもない地震が起きてから、ようやく耳を傾けるようになったという現況に
やるせなさを感じた専門家、運動家の方々は多かったと思います。

 国を愛するが故に発信してきたメッセージが人々の心に届かず、甚大な被害を受けて
から、あるいは不安を感じるようになってから、ようやく日本人の心に届くようになった
ことを彼らはどう感じているのでしょうか。

 大企業や政府の側に立ち、彼らの考えに追随するのは楽だし、いろいろな意味で
得られることも多いと思いますが、愛国心を有することイコール政府や大企業の考えに
従うことではないと思います。

 太陽光エネルギーや風力発電などを進めたり、そうしたことを支援することも郷土愛や
愛国心だと思います。自衛隊や東京電力の方々のみが強い使命感と郷土愛や愛国心
を持っているとは思いません。

 

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