ムジェッロで開催されたイタリア選手権にいって来ました。注目はやはり
スーパースポートクラスですね。ディフェンディングチャンピオンのタンブリーニ
にイラーリオ・ディオニージ、アレッシオ・ベリーニ、ミルコ・ジャンサンティ、
ステーファノ・クルチャーニといったライダーが争うこのカテゴリーは非常に
面白さを感じます。

 ムジェッロの前のミザノアドレアティコでタンブリーニと話したときに、
このカテゴリーの中で厳しい相手だと思うのはディオニージだけだと私に
教えてくれました。他のライダーというのは彼にとってはそれほど難しい
相手ではないということを話してくれましたが、それは彼が思う真実なのでしょう。

 ムジェッロは一大会二レースで行われましたが、両方のレースともに
タンブリーニとディオニージのバトルとなりました。

 日曜日に行われたレースではこの二人が優勝争いをしていて、緊張感の
ある興奮度の高い、緊迫したレースとなりましたが、この二人が最終ラップ
で接触するという戦いになりました。

 この接触ですが、見ていて、かつてのアンダー20ユーロストック600選手権の
クラウディオ・コルティとヨアン・ティベリオのドイツでの最終ラップでの
接触を思い出しましたね。(私が以前、このブログにて紹介しているので
詳しくはそちらをごらんください。)

 あのドイツの時に思ったのは、コルティやティべりオが競り合っていた相手が
ベルジェやカネパならぶつかることがなかった。お互いに負けたくない、先に
行かせたくないという強い思いがぎりぎりの攻防となり、ぶつかってしまった。

 当時、メガバイクホンだのピットでチームの連中と話していた、そう理解を
共にしたことがありました。

 同じようなことがムジェッロでのイタリア選手権のスーパースポートクラス
で起きたのだと思いました。

 勝ったのはタンブリーニ。しかしながら、強さと若さを見せたのがディオニージ。
この二人のライバルストーリーはどんな結末を迎えるのでしょうか。

(写真はレースウィーク時のチームのテントにて)

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