国民的な娯楽である野球のオープン戦の中止が続いています。仙台で
できないのはわかるし、千葉のような場所はマリンスタジアムという名称の
ように埋立地ということもあり色々な問題があるようですが、中部地方から
西のエリアで物理的にできるのであれば、開催してもいいように思います。

 かつての阪神淡路大震災の時にも『野球なんてやっている場合か』という
関西地方、そしてそれ以外の地方の方々の声もありました。しかし、当時の
オリックスブルーウェーブが肩に『がんばろうKOBE』の文字をつけて、快進撃
を続けて多くの人が励まされたのも事実でした。

 暗い話題が多い中で地元の球団がリーグ優勝に進む姿を見て、勇気や元気を
得た人も多かったと思います。

 球場に被害があったり、選手や首脳陣、スタッフの移動ができないという
ケースであれば中止も仕方ないと思いますが、そうでないケースである
ジャイアンツとタイガースの岐阜での試合のように実際に開催して、そして、
新聞社と鉄道会社という公益性の高い会社が親会社である当事者が納得し
募金を開催地の球場で募るというのはあっていいことだと思います。

 中日新聞と岐阜新聞の高い優位性のある中で読売が読者を獲得していこう
という考えもあってプロのレベルの試合を見ることが少ない岐阜でオープン戦
を開催するという考えで開催が決まっていたゲームであることは百も承知
です。そこで読売側ができれば中止にしたくないという考えを持っていたの
かもしれません。しかし、同時に一つの試合を開催することの意味を読売は
持っていたのでしょう。

 ボランティアをしたいと思っても、鉄道も通っていない。陸路も行ける範囲は
限られているし、物資の輸送などに限られている。

 人の集まる場所にお金やモノやエネルギーやパワーは生まれます。
そこで募金箱を設置したり、選手やスタッフが募金を募るのはあってもいいと
思います。

コメント