アレックス・デアンジェリスがテンカーテホンダから電話がかかってきたことを
認めて、予算の成立という条件付きだがかなりの可能性でホンダのリッターバイク
でSBKにスイッチすることになりました。
http://www.moto.it/Superbike/superbike-i-team-ed-i-piloti-2011.html
http://www.crash.net/world+superbikes/news/164387/1/provisional_2011_wsbk_grid__updated.html


 ホンダはテンカーテがプライオリティチームであるのは、歴史的に当然な
ことですが、一時期は三台エントリーをしていた時期もありました。

 そのオランダのホンダ系チームが今、スポンサー探しで来季の体制がどうなる
のか動き回っている状態ですね。スーパーバイクの二台体制になるのか、
また、スーパースポートの参戦はあるのかなどによって、ライダーの行方も
変化があることでしょう。

 ホンダ系のチームではイタリアのオラルエンジニアリングも参戦を考えて
いるようですが、これも必要な額を集めることができるのかが問題ですね。
テクノロジー的にはかつてスティギーホンダで高い評価を得ていたので
参戦が可能になると、このチームのマシンに乗りたいという人が出てくる
ことでしょう。

 ヤマハはファクトリーチームでラバティとメランドリの二人で決定。

 スズキは一台エントリーでファブリッツィオの参入が発表になっています。

 カワサキですが、契約があるのがバーミューレン、サイクス、ラスコルツの
三人ですが、この三人が全てポール・バードのチームからの参戦になるのか、
二人が昨年までのようにイギリスチームで戦い、もう一人がチームペデルチーニ
で出走するのかいまのところ、まだ不透明です。

 カワサキはノイキルフナーやベルジェとの交渉をしていることもあり、この
あたりのカワサキとチーム、ライダーの組み合わせはまだ決定まで時間がかかる
ようです。

 アプリリアはワークスチームがビアッジとキャミア。新しく生まれる
DFX-borcianiチームで芳賀がリッターバイクを走らせます。

 ドゥカティはファクトリー体制としては、パドックを去り、アルテア
ドゥカティ、リバティレーシング、スーパーソニックの三チームが
ボローニャのマシンを走らせます。

 アルテアはカルロス・チェカの残留が決定済み。チームメイトにはアレックス・
ポリータになる可能性が高いようです。ライダーとしての技量はあるが、マシン
に恵まれなかった彼にようやく飛躍の時がやってきたようです。

 リバティレーシングはシュムルツを走らせるために生まれたチームで
エースがシュムルツ。もう一人がギュントリになりました。

 スーパーソニックはチャウスになるようです。

 BMWはファクトリーがコーサーとハスラム。イタリアBMWは今のところ
まだオフィシャリーな発表にはなっていないものの今季スーパーストック
選手権を十戦九勝の成績を残したアイルトン・バドビーニと元世界王者の
トーズランドになりそうです。

 KTMはまだスーパーストッククラスとドイツでの国内選手権のSBK参戦という
ことになりそうです。

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