隣国というのはどこでも仲は悪いものだ。
2010年10月8日 日常 ちょっと、調べ物をしていたり、外国人と話していて思うのですが、
大体、世界中どこでも隣国というのは仲が悪いものですね。
私があるハンガリー人のレース業界関係者と話していました。
(これだけで大体、業界内部を知っている人はライダー、マネージャー、
ジャーナリスト、フォトグラファーなど誰のことなのか想像ついてしまいますが)
そこで、私はスロバキアという国に関して話していたのですが、苦笑い
して聞いていましたね。
日本人で90年代から2000年代初頭にあのあたりを旅行した人は経験した
のですが、ハンガリーは97年からビザが要らなくなった。それ以前でも
国境につけば、観光ビザなら簡単に発給してもらい、入国できた。
チェコは98年からビザ不要になりました。それ以前でも国境でビザの入手が
容易にできて、すぐに入ることができた。
しかし、スロバキアという国はずっとビザが必要であり、国境での発給が
できないため、それを知らないでチェコのプラハやブルノからハンガリーの方に
行こうとして、国際列車、遠距離バスを乗ってしまうとスロバキア領内に
入ってしまう。
そうなると、日本人(また、それ以外の国籍で同じようなビザ環境にある人)
は外に出されて、戻るように言われてしまう。
国境でビザが取れたらいいのですが、それが不可能であったために私などは
仕方なくプラハからブルノに入り、そこからミクロフやブレツラフ経由で
オーストリアのウィーンに入ってからハンガリーに入っていました。
スロバキアと日本の関係性がどうなったのか、あるいはスロバキアのEU加盟
といったスロバキアの事情もあって、現在ではスロバキア領内に入るのに
日本人の私はビザが要らなくなりましたが、ビザが必要だったこと、国境で
ビザが取れなかったことなど、すごい閉鎖性を感じましたね。
でもって、スロバキアとハンガリーの関係というのも非常に難しいものが
あります。
まぁ、ナショナリズムが強いからチェコスロバキア共和国で納得できずに
自らの独立国を求めた。それはいいこともあるのでしょうが、民族主義や
閉鎖性につながる。
政治家としてみるとチェコのハベルとスロバキアのメチアルには大きな
違いがあったと思います。
メチアル時代のスロバキアでハンガリー系住民は果たして住みやすかったのか
どうか。ハンガリー系民族政党が生まれ、支持を拡大したのはメチアルの政策
にもあったと思いますね。まぁ、メチアルの言動に民族的な高揚を感じて
支持していた人もいたのでしょうが、メチアル政権の後半で非常に微妙な
政治情勢になったのも事実でした。
かつてのスロバキアで私たち日本人がビザのことで遠回りしたこと、
スロバキアに閉鎖性を感じたことなどを苦笑いして聞いていてハンガリー人は
思うことがあったのでしょう。彼の顔からハンガリーとスロバキアの関係性
がにじみ出ていましたね。
最近の日本と中国との間で難しい問題が出てきていますが、どこの国でも
隣国とは難しい問題があり、時に非常に神経質なことが出てくるのだが
陸続きの国だと特に難しいことになるのだなと思いましたね。
大体、世界中どこでも隣国というのは仲が悪いものですね。
私があるハンガリー人のレース業界関係者と話していました。
(これだけで大体、業界内部を知っている人はライダー、マネージャー、
ジャーナリスト、フォトグラファーなど誰のことなのか想像ついてしまいますが)
そこで、私はスロバキアという国に関して話していたのですが、苦笑い
して聞いていましたね。
日本人で90年代から2000年代初頭にあのあたりを旅行した人は経験した
のですが、ハンガリーは97年からビザが要らなくなった。それ以前でも
国境につけば、観光ビザなら簡単に発給してもらい、入国できた。
チェコは98年からビザ不要になりました。それ以前でも国境でビザの入手が
容易にできて、すぐに入ることができた。
しかし、スロバキアという国はずっとビザが必要であり、国境での発給が
できないため、それを知らないでチェコのプラハやブルノからハンガリーの方に
行こうとして、国際列車、遠距離バスを乗ってしまうとスロバキア領内に
入ってしまう。
そうなると、日本人(また、それ以外の国籍で同じようなビザ環境にある人)
は外に出されて、戻るように言われてしまう。
国境でビザが取れたらいいのですが、それが不可能であったために私などは
仕方なくプラハからブルノに入り、そこからミクロフやブレツラフ経由で
オーストリアのウィーンに入ってからハンガリーに入っていました。
スロバキアと日本の関係性がどうなったのか、あるいはスロバキアのEU加盟
といったスロバキアの事情もあって、現在ではスロバキア領内に入るのに
日本人の私はビザが要らなくなりましたが、ビザが必要だったこと、国境で
ビザが取れなかったことなど、すごい閉鎖性を感じましたね。
でもって、スロバキアとハンガリーの関係というのも非常に難しいものが
あります。
まぁ、ナショナリズムが強いからチェコスロバキア共和国で納得できずに
自らの独立国を求めた。それはいいこともあるのでしょうが、民族主義や
閉鎖性につながる。
政治家としてみるとチェコのハベルとスロバキアのメチアルには大きな
違いがあったと思います。
メチアル時代のスロバキアでハンガリー系住民は果たして住みやすかったのか
どうか。ハンガリー系民族政党が生まれ、支持を拡大したのはメチアルの政策
にもあったと思いますね。まぁ、メチアルの言動に民族的な高揚を感じて
支持していた人もいたのでしょうが、メチアル政権の後半で非常に微妙な
政治情勢になったのも事実でした。
かつてのスロバキアで私たち日本人がビザのことで遠回りしたこと、
スロバキアに閉鎖性を感じたことなどを苦笑いして聞いていてハンガリー人は
思うことがあったのでしょう。彼の顔からハンガリーとスロバキアの関係性
がにじみ出ていましたね。
最近の日本と中国との間で難しい問題が出てきていますが、どこの国でも
隣国とは難しい問題があり、時に非常に神経質なことが出てくるのだが
陸続きの国だと特に難しいことになるのだなと思いましたね。
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