チェコの第二の都市のブルノの中心から30分ほどの山間にあるブルノサーキット。
ここでスーパーバイク世界選手権のチェコラウンドが行われました。
ビアッジのアリタリアアプリリアは第一レースが二位。第二レースは優勝と
いう成績で中団グループに沈んだレオン・ハスラムのスズキに大きなポイント差を
つけてタイトル争いに有利に進むことになりました。

ビアッジとブルノサーキットというのは実に相性のいい場所でして、これまで
世界グランプリの250ccクラス、500ccクラス、スーパーバイクと参戦した
それぞれのカテゴリーで優勝しています。
まぁ、ライダーにも好きな場所と嫌いな場所というものがあり、気持ち的に
いいレースウィークの入り方ができるサーキットは存在します。

ローマ人ライダーのビアッジにとってはこのサーキットでしっかりと勝つ。
それができない場合ではできうる限り上位のポジションでレースを終えて
ポイントを稼ぐというのがタイトルを争ううえでしなければいけないミッション
でしたが、それをしっかりとやり遂げたレースでした。

マシンも良く、チームのムードも上々であり、しっかりとした勝てる組織が
できているように思えます。

その一方で、ライバルであるレオン・ハスラムはタイヤに不満を持ち、
チームマネージャーのフランシス・バッタはスズキの活動の在り方に
不平を漏らしています。

スズキとアルスタースズキの失地回復はあるのか。どうも、ブルノの戦いは
ビアッジとアリタリアアプリリアに大きな優位性を与えたような気がします。

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