マヒュー対イスナー。マラソンマッチでなくて、マラソン5大会マッチ。

マヒューから見て、4-6, 6-3, 7-6(9-7) 6-7(3-7), 59-59。
そして、日没サスペンデッド。タイブレークがなくて、最終セットは2ゲーム
リードまで戦うのですが、まさにネバーエンディングストーリーとなっています。リマールのハイトーンボイスはなく、宇宙を舞台にしていません。
両プレイヤーのボールを叩く甲高い音とまだそれほど痛んでいない芝生の上で、
とんでもないバトルが続いています。

マヒューは予選でもボグダノビッチ相手に24－22という試合をして、勝ち上がって
来ています。まぁ、フランス人なのでクレイ育ちなのでしょうが、決して
芝生に苦手意識があるわけでもないし、今のランクは彼の能力からして低すぎる
ものでしょう。

予選でかなり危ない目に遭いましたが、死に損ないは強いですね。死んでいたら
イスナーとの試合自体がないわけですし、死にかけたところから生還したから
この大会におけるタフさを持っている。そう思います。


10時間を超えるとなると、マラソンマッチという言葉がありますが、マラソン
五回マッチですね。ロランギャロのサントロ対クレマンの試合もすごかった
ですが、この試合も歴史に名を残すことになりそうです。そして、ひょっとすると
ウィンブルドンもルールを改定してファイナルセットのタイブレーク導入なんて
ことを考えるかもしれませんね。