レジス・ラコニは復活を目指す。

ミザノでのワールドドゥカティウィークエンド(WDW)の時にドゥカティ系
チームがテストをしていました。そこで昨年の南アフリカでのとんでもない
クラッシュで戦線を離れていたレジス・ラコニがレース用のマシンでレース用
タイヤ、レース用セッティングで走りました。
http://www.motoblog.it/post/24922/regis-laconi-sono-di-nuovo-in-forma-posso-tornare-a-correre

もう十分世界選手権レベルで走ったから、ヘルメットを脱いでもいいのではないか
と思う人もいるでしょう。私にもそういう思いがあります。
しかし、レジスはあきらめが悪いことはいいことであり、粘り強いことは美しい
ことだと考えている人です。復活に向けてどれだけ走れるのかを考えてリミニ
郊外のサーキットにやって来ました。

彼の頭の中には再びスーパーバイク世界選手権で走りことがイメージできています。
しかしながら、タイム的にはまだ足りないところがあります。
そして、レースとテストには重なる部分もありますが、離れているところも
あります。

そして、チームは今季、南アフリカとアメリカのレースをキャンセルしました。
ダニエーレ・カルリ率いるチームが潤沢な資金があれば、そんなことはしなかった
わけで、決して安心して今季の活動ができる状態ではないでしょう。

サーキットには美しいファンタジィと醜いリアリティが重なり、溶け合い、
ぶつかり合います。レジスの美しいライディングは何と結びついて
どういう結論が浮かび上がるのでしょうか。
私はもう一度、彼をサーキットで見たいと思う気持ちと、もういいのではないか
という思いの中で揺れています。