まぁ、プレシーズンテストでの好調ぶり、快足ぶりがスペインで炸裂しましたね。
ホアン・ラスコルツとカワサキの強さがバレンシアで見ることができました。

 藤原克昭とミケーレ・ピッロが序盤に転倒し、戦線を離脱し、フォレがペダル
のない状態で走ることになり、ラバーティが今二つの状態で走ることになり、
勝利を争うのがソフオグルだけになった時に、今一番、このスーパースポート
というカテゴリーで勢いと成長を感じさせるスペイン人は勝利の確率の高さを
感じたことでしょう。

 育ち盛りのライダーが勝ち味を覚え、戦闘力のあるマシンをファクトリー体制
で走り、地元のレースで戦う時にプレッシャーよりもやりがいや楽しみの方が
まさり、いい集中力と適度なプレッシャーとある程度のリラックスが彼の走りに
見えました。

 二位にはできうる限りの最良の成績を残そうとした元世界チャンピオンの
ソフオグルが入り、三位にはトライアンフを駆るチャズ・デービスが能力に
見合った成績で最後の表彰台の座を獲得したレースでした。

 気になるのは、どうも勝てる体制とマシンを得ながら不運に見舞われている
藤原とミケーレ・ピッロのここまでのシーズンの流れの悪さですね。
この二人が毎レース優勝争いに絡むと今年のこのカテゴリーはもっと盛り上がる
はずです。


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