単に映画が好きであるだけではいい司会をできないし、映画を語ることが
できない。映画に対する愛とともに特別な何かを持っているから、日本の
ビッグスターや素晴らしいクリエイターを前にして、何かを引き出したり
できますね。それを実感したのが日本アカデミー賞の関根勤の司会でした。

言葉を交わす相手やテレビというメディア、賞の中継というしがらみの中で
果たして関根勤は何をするのか、コサキンリスナーだった私は気になりながら
見ていました。

小堺の人畜無害なテレビの仕事の中にときどき、黒小堺が出てきたり、
持っているナイフを見せたりしたというのはありますね。

その小堺と共に、テレビの中ではおとなしくしているが、ラジオでキレまくる
彼はしっかり、できる無理とできない無理を理解して、受賞者にインタビュー
していましたね。

テレビの枠の中で求められていることを演じつつ、持っている能力を出した
関根勤に優れたテレビタレント像を見た私でした。
おそらく、日本中のコサキンリスナーも同じことを感じたと思いますが。

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