ファビアン・フォレとロレンツィーニバイレオーニは何を見せてくれるのか。
2010年2月20日 スポーツいよいよ、スーパーバイク世界選手権、スーパースポート世界選手権が
開幕します。今年のスーパースポートですが、ヤマハファクトリーが撤退し、
昨年までのヤマハユーザーチームもヤマハの方針転換により、違う道を
考えることとなりました。
昨年まで長い間ヤマハのマシンでスーパーバイク、スーパースポート、ストック
1000選手権などを戦ってきたロレンツィーニバイレーニはBMWやアプリリア
と話し合いも持ちましたが、カワサキのバイクでスーパースポートクラスを
戦うことになり、ヤマハのマシンでスーパースポートに参戦してきたファビアン・
フォレは浪人の危機を経て、このロレンツィーニバイレオーニに加入し、
今シーズンを戦うこととなりました。
ヤマハという後ろ盾を失ったチームとライダーが様々な必然と偶然が重なり、
ともに戦うことになりました。
果たして、どんな走りを見せてくれるのか、気になりますね。
ファビアン・フォレというライダーはライダーとしての能力はトップクラス
であると実績からも、業界人の評価からも認められています。
フォレはかつて、カワサキのバイクでのこのスーパースポートクラスを戦った
経験があります。
その時に、他のカワサキのライダーはトップ争いすることなく終わってしまった
のですが、彼は優勝したり、トップライダーとして、活躍しました。
その後、彼はホンダやヤマハのバイクを走らせることになったのですが、
それはプロフェッショナルとして、彼の技量が評価され、引っ張られました。
私は彼とは割に近い場所にいることが多かったのですが、単純にマシンを走らせる
以外に有している能力があります。
彼がメガバイクホンダ時代にミッシェル・ファブリッツィオと同じチームに
いました。
その時に私は通訳としてファブリッツィオのそばにいて、必然的にフォレとも
一緒にいたのですが、彼には『言葉』がありました。
フランス人の彼ですが、彼は英語を話し、ショーワのサスペンションエンジニア
と会話をする。レースは金曜と土曜が予選であり、日曜が決勝ですが、
水曜か遅くとも木曜の朝には現地入りして、スクーターでコースを下見したり、
担当エンジニアとともにランニングして、印象や感想を話していました。
金曜日にはフリー走行を走ってインプレッションを的確にエンジニアやデータ解析
担当者に話し、そこから、マシンの方向性を決め、エンジニアと情報を共有し、
そして、より速く走るためのセッティングを詰めていきます。
そして、イタリアのチームにいたのですが、彼はイタリア人スタッフとともに
話すときにイタリア語を話していました。
常に彼の発する言葉には担当エンジニアやチームスタッフが耳を傾けていました。
それができる彼はイタリアのチームで走ることになっても困ることはないでしょうし、
カワサキのマシンが初めてであるチームにとって、解析能力や分析力があり、
イタリア語も話せ、日本人のカワサキのスタッフとも英語でやり取りができる
ライダーというのは考えられるうえで最良のライダーであるでしょう。
カワサキのバイクが一定以上の戦闘力を有し、他のマシンに離されることなく
ついていけるタイムで走れるとなれば、ファビアン・フォレとロレンツィーニバイ
レオーニは面白い存在になるような気がします。
バンニ・ロレンツィーニの言葉には自ら言い聞かせているような部分も感じますが、
同時にファビアン・フォレというライダーに対する信頼度の高さ、評価を
感じています。
http://www.gpone.com/news/News.asp?NNews=6403
日曜と月曜のテスト。そして、レーシングウィークエンドに彼らは何を見せて
くれるのでしょうか。
お楽しみはこれからだ。
開幕します。今年のスーパースポートですが、ヤマハファクトリーが撤退し、
昨年までのヤマハユーザーチームもヤマハの方針転換により、違う道を
考えることとなりました。
昨年まで長い間ヤマハのマシンでスーパーバイク、スーパースポート、ストック
1000選手権などを戦ってきたロレンツィーニバイレーニはBMWやアプリリア
と話し合いも持ちましたが、カワサキのバイクでスーパースポートクラスを
戦うことになり、ヤマハのマシンでスーパースポートに参戦してきたファビアン・
フォレは浪人の危機を経て、このロレンツィーニバイレオーニに加入し、
今シーズンを戦うこととなりました。
ヤマハという後ろ盾を失ったチームとライダーが様々な必然と偶然が重なり、
ともに戦うことになりました。
果たして、どんな走りを見せてくれるのか、気になりますね。
ファビアン・フォレというライダーはライダーとしての能力はトップクラス
であると実績からも、業界人の評価からも認められています。
フォレはかつて、カワサキのバイクでのこのスーパースポートクラスを戦った
経験があります。
その時に、他のカワサキのライダーはトップ争いすることなく終わってしまった
のですが、彼は優勝したり、トップライダーとして、活躍しました。
その後、彼はホンダやヤマハのバイクを走らせることになったのですが、
それはプロフェッショナルとして、彼の技量が評価され、引っ張られました。
私は彼とは割に近い場所にいることが多かったのですが、単純にマシンを走らせる
以外に有している能力があります。
彼がメガバイクホンダ時代にミッシェル・ファブリッツィオと同じチームに
いました。
その時に私は通訳としてファブリッツィオのそばにいて、必然的にフォレとも
一緒にいたのですが、彼には『言葉』がありました。
フランス人の彼ですが、彼は英語を話し、ショーワのサスペンションエンジニア
と会話をする。レースは金曜と土曜が予選であり、日曜が決勝ですが、
水曜か遅くとも木曜の朝には現地入りして、スクーターでコースを下見したり、
担当エンジニアとともにランニングして、印象や感想を話していました。
金曜日にはフリー走行を走ってインプレッションを的確にエンジニアやデータ解析
担当者に話し、そこから、マシンの方向性を決め、エンジニアと情報を共有し、
そして、より速く走るためのセッティングを詰めていきます。
そして、イタリアのチームにいたのですが、彼はイタリア人スタッフとともに
話すときにイタリア語を話していました。
常に彼の発する言葉には担当エンジニアやチームスタッフが耳を傾けていました。
それができる彼はイタリアのチームで走ることになっても困ることはないでしょうし、
カワサキのマシンが初めてであるチームにとって、解析能力や分析力があり、
イタリア語も話せ、日本人のカワサキのスタッフとも英語でやり取りができる
ライダーというのは考えられるうえで最良のライダーであるでしょう。
カワサキのバイクが一定以上の戦闘力を有し、他のマシンに離されることなく
ついていけるタイムで走れるとなれば、ファビアン・フォレとロレンツィーニバイ
レオーニは面白い存在になるような気がします。
バンニ・ロレンツィーニの言葉には自ら言い聞かせているような部分も感じますが、
同時にファビアン・フォレというライダーに対する信頼度の高さ、評価を
感じています。
http://www.gpone.com/news/News.asp?NNews=6403
日曜と月曜のテスト。そして、レーシングウィークエンドに彼らは何を見せて
くれるのでしょうか。
お楽しみはこれからだ。
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