ヌーベルバーグで時代を作り、老いてからも味のある作品を作り続けた
エリック・ロメールが亡くなりました。

 すべての生命体に誕生と死亡は存在します。映画監督として生きてきた彼が
その時に作りたかった作品、興味のあるモノを作り続けていたが、いわゆる
セクシーな女性でなくて、かわいい女性を撮り続けてきた作品は永遠に残ります。

 その作品を見ることが彼への追悼になると思います。

 遠く離れた日本にも彼のファンは存在しました。私も『海辺のポーリーヌ』
以降の作品を名古屋シネマテークで見ていました。

 『友達の恋人』や『春のソナタ』も好きでしたね。彼でないと撮れない作品
でした。

 私がフランス映画を見て、フランス語に走り、そこから人生が大きく変わり
ました。今の私があるのは、フランスの映画監督の素晴らしい作品が源になって
います。

 ロメールには今までありがとうという言葉が自然と出てきます。

 お悔やみ申し上げます。

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