ITFが2009年度の世界チャンピオンを発表しました。男女のシングルスと
ダブルス。ジュニア部門などと同時に車いすテニスの男女の世界王者を
認定しましたが、今年も車いすテニス男子のチャンピオンは国枝でした。

今年も国枝の年でした。彼のバックハンドは向上し、攻撃的なテニスを
求める姿勢は全くぶれず、より高いレベルを求めて、それを究めていった
一年だったと思います。

時にそれが過度な身体的な負担となり、休む必要性が出てきた時期もありましたが
いい一年だったと思います。

世界一になるというのは、いろいろな意味で大変であると思います。
しかしながら、彼のチャレンジングスピリットは変わりません。

色々な限界と彼の求めるものが重なり、溶け合い、絡みあい、周囲の環境の
変化もあって、アマチュアからプロ契約という形になりました。
そして、ユニクロからのサポートを受けるという契約でプロとして
戦うことになりました。

彼が世界王者としてメルボルンに向かいます。試合に出るのに負けることを
考えることはないでしょう。オーストラリアでどんな王者象を見せるのか
楽しみです。


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