オートポリスにカワサキのレース担当部門の担当者とクリス・ヴァーミューレンが
やってきて、テストを開始します。彼らの2010年シーズンはここから始まります。

スズキのMotoGPでの失望の一年を終えたヴァーミューレンが選んだマシンは
カワサキのリッターバイクでした。

戦うカテゴリーはスーパーバイク世界選手権。彼がかつてホンダのリッターバイク
で何勝もしてきたかつての場所に戻って来ます。

カワサキは強いライダーであり、経験のあるライダーを求めていた。
オージーライダーはワークス体制での出走の機会を欲していた。
チームとライダーの幸運な出会いで来年の体制が決まりました。

ワイン・ガードナーが先日ポルティマオで全てのスーパーバイクのマシンを
テストして、意外なことにカワサキのバイクに高い評価を与えていました。
その彼が話していたのは『カワサキのバイクはいい。それゆえにいいライダー
が必要だ』というものでした。

いいバイクを確固たる方向性で開発するエンジニアがいて、その方向性が
正しくて、それをライダーが高い次元で乗りこなせるならばトップグループ
に入ってこれるというのは真実だと思います。

果たして、カワサキの2010年型バイクはどんな仕上がりを見せるのか。
そして、ヴァーミューレンの走りはどうなのか。楽しみです。

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