まぁ、小さい頃からメーカーとの強力な関係性を有して、いい体制で
走れる人もいます。また、モータースポーツの盛んな国のパスポートを
持っていることで大きなアドバンテージを持って、活動できる人もいます。
では、その正反対の方向にいるが、能力はある人はどうなるのでしょうか。
ハビエル・シメオンの来季はどうなるのでしょうか。

シメオンのアンダー20stk600での走りは見事でした。そして、stk1000
でのパフォーマンスもクラスの上のレベルのものでした。

では、そのストックバイクでの走りで証明した能力だけで世界選手権クラス
の方にいけるのでしょうか。

先日はグレシーニホンダのMoto2バイクをテスト(あるいはオーディションと
言えるのかもしれません)をしていました。

そして、週末にはへレスデラフロンティエラに行き、スペイン選手権の最終戦
で戦っていました。

その彼にはいくつかの話が来ていますが、その中の一つがstk1000でセラフィーノ・
フォーティの率いるチームでBMWチームでもう一年stk1000選手権を戦うという
ものです。

その他には違うカテゴリーのいわゆる中小チームから話が出てきていますが、それには色々な壁があります。

かつて、ジャンルカ・ナンネッリが

『スーパースポートクラスは80%が払って乗っている。スーパーバイクは50%が
お金を持ち込んで走っている』

と話してくれましたが、ライダーに払えるチームというのはいわゆるワークス
チームであり、スーパースポートクラスではそれ以外のチームは持ちこんで
くれるライダーを求めているということでしょう。

シメオンの来季はどうなるのか。

小林一茶の名作

『やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり』

という作品を思い浮かべながら彼の近い未来を案じる私です。

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