電子版のmotosprintを読んでいたら、来年のスーパーバイクのライダー
ラインナップについて書いてありました。そして、そこにはチームスティギー
の姿はありませんでした。
http://www.motosprint.it/sbk/superbike/2009/11/12-1519/I+piloti+della+Superbike+2010

どうやらチームCRSがスティギーのマシンを買ったというか、資金がつきそうなので
スティギーがイタリアのチームにマシンを売ったというところなのでしょう。

私とヨハン・スティゲフェルトとの関係は彼が250ccクラスでグランプリを
戦っていたところから始まります。

私と近いチームで走っていたこともあって、パドックで会えば話をするような
仲だったのですが、その彼が若くしてヘルメットを脱ぎ、チームマネージャー
として成績をあげて、そして、今季からはスーパーバイククラスに参戦するという
ことになり、レオン・ハスラムの勇敢な走りもあって、表彰台にも登壇する
成績も収めました。

しかしながら、今年の彼らには難しいことが一気に押し寄せてきてしまった
ようで、ジャンルカ・ヴィッツィエッロが途中から走れなくなったり、
スーパーバイクの方も活動が怪しくなったりということが出てきました。

サーキットには美しいファンタジィもありますが、醜いリアリティも存在します。

彼らの今後がどうなるのかわかりませんが、一気にチームが大きくなったこと
はいいことかもしれませんが、大きくなる過程で同時進行で進まなければ
いけないことが今年の経済状況の中で歩みを止めてしまったのではないかと
思えます。

彼自身は能力のあるマネージャーだと思います。
早く元気な姿をサーキットで見たいと思っています。
彼なら、下位カテゴリーから出直して、再び高いレベルのクラスに戻って来る
ことができると思います。
まだ、若いチームマネージャーの明るい未来を見たいと思っています。

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