レジス・ラコニが復帰に向けて走り出しています。
そして、フランス選手権からのステップアップはあるのだろうか、
考えています。

ポルティマオでのレースの後に、いくつかのライダーとチームが来年向けのテ
ストをしています。

そのライダーの中にレジス・ラコニがいます。彼は南アフリカでのライダー生命を
左右するクラッシュから生還し、リハビリを果たし、そして、プロフェッショナル
ライダーとして来年のシート確保に動いています。

今年、世界選手権を走っていたライダーのフランス人というと彼の姿を考える
のですが、フランス選手権から出てくるのは誰になるのでしょうか。

今年のフランス選手権のスーパーバイククラスはセバスチャン・ジャンベールと
ヴァンサン・フィリップの争いになりました。

若いとは言えないライダーであり、経験はあるが、勢いとか若さゆえのエネルギー
といったものは感じられません。
いいライダーであるので、それなりのパッケージを与えられることになれば
それなりの走りをするのでしょうが、ある意味、リミットも感じます。

個人的にはヨアン・ティベリオがスーパーバイク(あるいはスーパースポート)
で走るなり、マキシーム・ベルジェにいい体制が与えられると面白い展開に
なるのかなと思いますが、それが可能かは疑問符が残ります。

オリビエ・ジャック以降、レジス・ラコニがスーパーバイク世界選手権でタイトル
を争った年を除いて、盛り上がりに欠けているフランスのモータースポーツ
の世界に必要なのは若くて能力があって、元気があって、速いライダーです。

レースと世界経済は強い繋がりがあるので、今の経済状況が若いライダーには
難しい状況ではありますが、そこをクリアしてティベリオやベルジェが
出てくると面白いことになると思います。

私のこのブログでティベリオの能力をストック600の参戦時にお伝えして
きましたが、ティベリオと成長を見せてくれたベルジェの存在がフランスの
バイクレースの近未来には必要です。

コメント