全てのライダーに引退というのは時期の早い、遅いは別としてやってきます。
ぼろぼろになって辞める人、まだできると思われながら惜しまれつつ去るもの
などそれぞれの引き際があるのですが、中野はまだできると思われながらも、
フィジカルコンディションなどを理由にヘルメットを脱ぐようです。

 まぁ、ライダーの能力やテスターとしての才能に関しては十分なレベルに
あるのでしょうが、その一方で怪我が彼のやりたいことを具現化することに
弊害がでてきたのでしょう。

 まだやれると思っている人はある意味で、中野にだまされているのでしょう。
そして、この日本人ライダーは強い精神力と素晴らしい闘争心を持っていた
ことを示すことになっています。

 彼の手首や足などに関して、今まで大きく取り上げることがありませんでした。
それは、特に世界レベルのライダーが相手に弱みを見せることは避けるために
しっかりと発言に気をつけてきたり、痛んでいる姿を公の場で見せなかったり
してきたことの証です。それはある意味、彼の戦略や闘魂によって見えなかった
ことで、それでファンの方々は彼はまだできるのにと思ったのかもしれません。

 まぁ、今はゆっくり休む時期なんでしょう。全日本から世界にやってきて、
カテゴリーが変わりながらも世界レベルで十年以上戦うというのは本当に
タフなことであり、彼も結婚し、経営者にもなり、少し頭も体も休めて
違うことを考える時期になったのでしょう。彼の未来は確実に言えるのは
ポルティマオで復帰を考えながら、再び走り出したレジス・ラコニとは
別のものだと思います。

 

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