ブラジルがタイトル決定戦になるのか、あるいはアブダビに持ち越されるのか
世界中のレースファンが考えていたインテルラゴスでの決戦でしたが、
追いかける立場のドライバーが勝つことができず、マーク・ウェーバーが
優勝。ポイントと他者との差を冷静に考えて走ったバトンがタイトルを決めました。

開幕のメルボルンからのブラウンの俊足ぶりとメルセデスエンジンのパワーと
信頼性。そして、バトンの充実ぶりが目を引いたシーズンでした。

いいドライバーが勝てるパッケージを得ると覚醒すると改めて理解できた
シーズンでしたね。

長いシーズンにはアップダウンがあるのでしょうが、とんでもないダウンがなく、
そして、コンスタントに上位フィニッシュを重ねて、ライバルのアタックを
しのぎ切りました。

シーズン前に本命視されていたマクラーレンとフェッラーリの二チーム、四人が
不振ぶりで明らかにタイトル戦線から脱落したということはバトンとブラウンチーム
を楽にしたのは事実でしょう。

しかし、相手の不調やエラーにつけ込むのもチャンピオンや勝者の必要な
ことです。それをしっかりやりきったバトンには優勝者の資格があると思います。

ブラウンのマシンも速さがあり、メルセデスのエンジンには強さと信頼性と
燃費の良さがありました。

世界王者にふさわしい戦いぶりだったと思います。

敗者の理由を探すより、勝者をたたえたいと思います。

おめでとう。ジェイソン・バトン。

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