台風は去ったが、大阪の靭のハードコートに嵐が起きています。
昨年の大阪スーパージュニアで鮮やかなプレイを見せたアナ・ボグダンと
ザリーナ・ディヤスの一年後の成長と進化がうねりとなって打球とスコアに
にじみ出ています。

まぁ、この大阪の一回戦というのは、対戦相手から考えると負けてもおかしくない
試合だったと思います。

ボグダンの相手の岡あゆみ、ディヤスの相手の米村明子というのは決して
簡単にはいかない相手ですし、タフな試合でどちらが勝者となっても
おかしくないものでした。

しかし、勝っておきたい相手にしっかり勝ちきったアナ・ボグダンと
ザリーナ・ディヤスには勝負師の必要な闘争心と野望が宿っています。

多くのテニスファンにとってはサプライズかも知れませんが、あの二人が
マリオン・バルトリやクルム伊達公子、サマンサ・ストーサーに勝っても
私にとっては不思議ではありません。

明日の予選二回戦。ボグダンの試合にはあまり、興味がわかないマッチメイク
なんですが、ザリーナ・ディヤスの相手はソフィー・ファーガソンです。

バックハンドに特徴のあるしっかり叩けるハードヒッターであり、可能性が
ありながら低迷している印象のあるファーガソンですが、200位台レベル
ではなく、何かをつかめればトップ100に入りそうなプレイヤーだと私は
考えています。

その彼女とザリーナ・ディヤスの戦いというのは果して、何を生かしながら、相手
のどこを殺しに行くのか非常に興味深いものですね。

明日のベストマッチになりそうな予感がする私です。

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