耐久の方のボルドー24時間に関心が強かった先週末ですが、ドーバー海峡を
超えたイギリスではシリーズの一戦があり、この大会でレオン・キャミアが
スーパーバイクのイギリスチャンピオンになりました。

レオンにとってはスーパースポートでイギリス選手権を制して以来のタイトルに
なりました。

今年のタイトルというのはレオンにとって大きな勲章でしょうが、それが果たして
評価につながるのかというと、ちょっと疑問符が残ります。

昨年までのイギリスのスーパーバイクは大変レベルが高かったのですが、
今年に関してはちょっとライダーのラインナップからして、ちょっと下がったかな
という感じがします。

そして、彼が2003年にグランプリの125ccクラスで世界に出てきたのですが、
その時に会った時に思ったのは、もっと野心や欲望がないといけないという
ものでした。

ちょっと彼は世界の頂上を狙うには気持ち的に控えめ過ぎるというのが
鈴鹿で会った時に強く感じました。

その後、彼は125ccクラスで大した成績を残せずにイギリスにステップダウンして
レース活動してきました。
そして、スーパースポートを戦い、成長を見せてタイトルを獲り、スーパーバイク
にステップアップして、今回タイトルを取りました。

割にイージーに世界に出てきて、その世界選手権格式で走ることで満足していた
ように思えた彼が都落ちして、イギリスでチャンスに恵まれて、スーパー
スポートのタイトルを獲り、そして、スーパーバイクで勝利を重ねて
今年のタイトルを獲った。その過程で技術的な進化、精神的な強さを
身につけたとしたら近い未来にエキサイティングな展開がまっているのでしょうが、
果たしてどうでしょうか。

世界で勝つ人というのは強い野望とピュアな精神を持っています。
頂上に行くんだという欲望と少しでも速いマテリアルを得たい、いつでも
進化したいというピュアな気持ちを持っています。

彼が世界チャンピオンに共通している貪欲さと気持ちを有して世界に出てくるのか
あるいはイギリスにとどまりゼッケン1を背負って走るのか気になるところです。

コメント