世界ナンバーワン車いすテニスプレイヤーの国枝にまた新たな勲章が
加わりました。

雨にたたられたニューヨークのフラッシングメドウですが、国枝のプレイに
乱れや曇りはなかったようです。
決勝もスコアを見ると圧勝で、世界ナンバーワンが持っている能力を問題なく
発揮したらこういうことになるということなのでしょう。

世界のトップが絶好調でファイナルに上がり、もう一方の山から
勝ち上がってきたが、最終日には疲れていたり、ピークを過ぎてしまって
いて戦うとなると、お客さんにとってはつまらないワンサイドの試合になることが
ありますが、王者国枝は見る側にとってはつまらないが、やる側としては
望ましい戦いでチャレンジャーのテニスをつぶした試合になりました。

彼のキラー性(これはどの競技でも世界の頂上に立つ人は必ず持っている
ものですが)が吹き荒れて、しっかりと相手のいいところを殺したように
思います。

試合としてつまらないが、彼の技術力、精神力といったものがピークの
状態でコートで発揮できるとこんなスコアになったのだなと思えた
車いすテニス男子ファイナルでした。

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