全てのイタリア人ドライバーにとってフェッラーリに乗ることは実現性が
低い大きな夢です。
その夢がスピードの世界独特の速さでかなうことになりました。
スパフランコルシャンでの素晴らしい速さと成績によって、マラネッロは
契約書を用意して、次戦からシーズンエンドまでフィジケッロはスクーデリアの
一員としてフェッラーリを走らせることになりました。

まぁ、今回の一件は何だかジャン・アレジの出世ぶりを思い出させましたね。
ティレルフォードにピレリタイヤという、一線級とは言えないパッケージで
アメリカとモナコで二位を奪い、彼の争奪戦になりました。

フィジケッラはフォースインディアというテイルエンダー争いをしていた
チームのマシンで苦しんでいましたが、スパフランコルシャンという
マシンやチーム体制がタイムや順位に反映する割合が低くなるサーキットで
ドライバーのバリューを証明してみました。

土曜日の信じられないポールポジション。日曜日の鮮やかな二位表彰台
という成績がスピードの世界ですべてのものを巻き込みながら変化を
生みました。

そして、今日の発表になりました。

多くのティフォージがイタリア人ドライバーがフェッラーリでモンツァで
走るところを夢見ています。
その夢見がちな絶対フェッラーリ主義者に甘い夢を見せるのか、苦い
現実を届けるのか楽しみです。

コメント