不況の影響でテレビ朝日の深夜枠をドラスティックに替えていくという話が
広がっています。明らかになっているのは、深い時間は通販番組にしていくこと。
深夜でも浅い時間に関しては現行の視聴率、スポンサーの考えを考慮しながら
判断していくということのようです。

まぁ、バブル崩壊後の深夜の時間帯というのは、どこの局もかなり制作本数
を減らして、映画を流していたり、低予算でスタジオを使わずに、ロケを
中心にした番組をやっていました。

その後、最悪の状況から立ち上がってきてから、制作体制、編成なども変化して
きたと思うのですが、それがリーマンズショック以降の経済状況と地上デジタル
移行への過大な出費などもあって深夜の編成の見直しということになったのでしょう。

個人的には使いまわしが悪いことだとは思っていませんし、事情が許せば
かつての作品の再放送が視聴者を獲得できることもあるでしょうし、
権利を持っている映画などをフルスケールで流すこともいいことだと思っています。

身の丈にあった編成を考えて、持っているソフトの二次、三次利用、
スポンサーの持ち込み企画などもありでしょう。
新番組や現行の番組がなくなることで新しい放送文化が生まれる可能性も
感じますし、ある意味テレビ朝日の編成の能力や方向性が試される気がします。

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