ミザノアドレアティコでのレースで最終戦を待たずにミケーレ・ピッロが
イタリア選手権のスーパースポートクラスのタイトルを決めました。

彼にとって三度目のイタリア選手権のタイトルになります。
昨年まではチームは同じですが、ストック1000選手権を戦い、タイトルを
奪ってきました。
その彼が今年はR6を駆ってスーパースポートクラスに参戦し、チャンピオンに
なりました。

彼の強さは素晴らしいものがあります。
当初、私は125をやっていた時に大したことがないと思っていました。
その彼がストック1000選手権で走り始めると知り、これは払って乗っている
ライダーだなと思っていました。

それは正しいのかもしれませんが、彼が払って乗るライダーというには
驚く速さを見せてくれました。
当時のチームメイトのクラウディオ・コルティに迫るどころか、時に凌駕する
走りとタイム。これには衝撃を受けましたね。

そして、FIM stock1000選手権とイタリア選手権のstock1000選手権を
走り、前者でも切れる走りを見せ評価を高め、後者では二年連続タイトルという
実績も残しました。

今年の彼はマシンをR6に変え、参戦カテゴリーをスーパースポートにして
戦いました。

今季のイタリア選手権ですが、ライバルというのはベリーニ、ミッリョラーティ、
バッタイーニ、ブランネッティ、ジャンサンティ、コラーディ、マランコーネ
と叩くべき相手というのは決して楽な相手ではありません。
そんな中でタイトルを獲ったのは見事だと思います。

今年の世界選手権での彼というのは勉強の年という意味合いが強いのでしょうが、
スーパースポートのタイトルも獲り、様々なことを学んだ彼がどのマシン、
どんなチームで来季戦うのか楽しみです。

ミケーレ・ピッロが飛躍のための大きな一歩となるタイトル決定だと思いました。

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