スーパースポートのレースは意外な展開となりました。ポイントリーダーで
レースのほとんどを支配していたクラッチローのヤマハが突然のスローダウン。
タイトル争いしているユージン・ラバーティはセカンドグループでの走りを余儀なく
され、できるだけポイントを稼いで帰るというレース展開。

優勝争いはファビアン・フォレ、ホアン・ラスコルツ、アンソニー・ウェスト、
藤原克昭の四人のバトルとなりました。

後ろの方からトップグループに追いついて、久しぶりの優勝を狙うウェストには
勢いが、ラスコルツと藤原にはいい仕上がりになったカワサキパワーのバイクが
あり、フォレにはコーナーリングの速さがあり、それぞれが利点を生かし、
激しい戦いとなりましたが、それを制したのはフォレのレース戦略と
ヤマハR6のコーナーリングの良さでした。

ポイントリーダーのクラッチローのリタイヤと今二つの走りのラバーティに
興味を失いそうな人はいたのかもしれませんが、フォレの復活とカワサキの
昨年とは大違いの強さと進化、ウェストの復調が見えたスーパースポートクラス
でした。



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