ラファエル・ナダルのウィンブルドン不参加というのは世界中のテニスファンに
大きな失望をもたらしました。

私も今回の彼の判断を聞いて、とても残念だなと思いました。
と同時に思ったのは、彼が今のようなスタイルでプレイしていて、
ツアーを周っていたら、時間の早い遅いはあったとしても、こういうことは
起きたのだろうなというものでした。

それがたまたまウィンブルドンの直前に体が悲鳴を上げたというのが私の
理解です。

ツアーの過密さのこと、彼のハードな戦い方のこと、今までの疲労や故障の
蓄積がロランギャロやウィンブルドン直前のエキジビションの試合に表面化
したのでしょう。

彼にとってとてもつらい決断だったのですが、この記者発表を通じて、
私が感じるように現行のツアーのことを考える一助となれば、彼にとっても
喜ばしいのではないでしょうか。
実際に彼はロッカールームでライバルたちの体の疲労も知る立場にあるますが、
昨年の春先にツアーの厳しさ、日程の組み方に対して発言をしていました。

私たちファンが何かを感じて、ツアーに接することが何かを生み出すのだと
思います。

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