休む勇気

2009年6月20日 スポーツ
三沢光晴の死亡事故報道を見て、出場しながら治すとか、少々のことでは
休まずに人前に出て責任を全うするということが大きな危険性を伴うこと
だと今まで以上にリアルに感じました。

そんななか、来週のウィンブルドンですが、ラファエル・ナダルが欠場を
表明しました。

膝の調子が完璧ではなく、テニスキャリアの中で一番難しい判断だったが、
これからのプレイヤー人生を考えて、ここで無理して出場することは
悪い影響の方が大きいと考えて欠場することにしました。

これは私は大変勇気のある、素晴らしい決断だと評価しています。

ナダルほどの人ですから、コートに立つとなると負けることを全く考えること
なくプレイするでしょう。
それが、これから先のプレイヤー人生にとってマイナスになることは間違い
ない。
怪我を押してでも頑張るとか、プレイしながら治すというのは日本人には
心を打ちやすいのでしょうが、かなりのリスクを伴いますし、体の状況なんて
本人以外にはわからないわけで、周りが何を言っても、本人の決断を
尊重するべきですね。

ナダルは休む勇気を持っている素晴らしいプレイヤーだと思いますね。

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