ジュスティーヌ・エナンがパリにやってきて、報道関係者のインタビューに
答えていました。

そこで彼女は飛び抜けたナンバーワンプレイヤーの不在がツアーの熱を低く
していると語っていました。

しかし、それは事実なのでしょうか。

かつてのセナとプロストのマクラーレンホンダが16戦15勝した時のF1グランプ
リのマクラーレンホンダがシーズンをほぼ制圧した時のレース、
ヴァレンティーノ・ロッシとホンダの傑作バイクがライバルライダーとメーカーを凌駕していた時のMotoGP、
マイク・タイソンがヘビー級のボクシングを支配していた時期、
ジョン・マッケンローが年に三回しか負けなかった年のことなど、
決して面白いとは思えなかったです。

逆に群雄割拠し、誰が勝ってもおかしくない、どのプレイヤーにもチャンスが
あるという時の方が想定外や意外さを感じるシーズンになって面白いと
思いますね。

今の女子テニスは20年前と違って、ロシアから素晴らしいプレイヤーが
出てきていますし、ポーランド、ハンガリーといった国からも世界レベルの
選手が出てきています。

そう考えると、選手層が分厚くなってきている。そんな中からは飛び抜けた
女王というのは存在しにくい。

私は誰が勝ってもおかしくない状況を楽しんでみています。

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