かつて、朝のNHKのドラマの『純情きらり』を見ていて、思ったのは八名信夫
の存在感ですね。

八名さんというのは、ずっと悪役をやってきた人で、やくざの役が板についている
というか、体内濃度が高いなと私は考えています。

その八名さんに頑固だが人のいい爺さんの役をやるのはどうなのかなと思った
のですが、これが実によかったですね。

いつも悪役の人がどうやって役作りをしたのかなと思いましたが、はまり役
でした。

『純情きらり』の中の八名信夫の印象的な演技を見て、あの作品のプロデューサー
のキャンスティングは素晴らしかったのだと思いました。

 そこで、かつて映画を勉強したいと考えていた私が思ったのは、脇役の
キャスティングの重要性です。

 私が映画監督なりプロデューサーだったら、岡本信人、石黒賢、桂歌丸、
内山信二、さかなクン、ドランクドラゴンの鈴木拓、ジャパネットたかたの
高田明社長、麻木久仁子、純名りさ、真矢みき、perfumeといった
人たちに悪役をやらせてみたいですね。

岡本信人の悪徳金融業者、
石黒賢のドラッグの密売人、
桂歌丸の企業乗っ取り屋、
内山信二やさかなクンのスーパーの非合法で不健康な販売をする店員や関係者役、
鈴木拓の裏金作りをする役人、
高田社長のメーカーにリベートを求める販売員役、
なんていうのは普段のパブリックイメージとのギャップが激しいから、演技が
良かったら、素晴らしい作品になると思いますね。

麻木久仁子の悪徳ブローカー
純名りさの結婚詐欺師
真矢みきのブラック企業の弁護士
perfumeのネット犯罪者なんていうのもいいかも知れません。


 逆に藤原喜明、木村一八、哀川翔、的場浩司などが気のいい親父の役、ボランティア活動に熱心な小市民の役などをやったら、面白いと思う私です。

 八名信夫の善人役が私の想像を膨らませてしまいました。

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