強い野心を持った桜金造こと見城徹率いる幻冬舎の経理担当者が不正行為をして
いました。

その経理担当者の遊興費に使うために、売掛金などの数字を動かしたり、
思い通りに変化させて、手に入れた額というのがすごかったですね。

着服した額が、八年で9億1230万という額だったとのこと。

どれだけ幻冬舎は儲かっていたのかと思いましたね。
確かに幻冬舎の作品には鮮やかな戦略と圧倒的なパワーに満ちているものが
多い。そして、郷ひろみの『ダディ』などの時に見られる狂気すれすれの
企画性というのは私の脳みそ直撃で、やられてしまったと思う同業者は多いと
思います。

そして、そんなエネルギーにあふれている作品を買う人は多かったのでしょう。

もうかっていた幻冬舎にはお金の出入りは激しかったのでしょうが、
経理担当者に悪魔の心を持った人がいたということなのでしょう。

出版社というのはそこまで儲かるというのは理解できませんでした。

そして、さらにわからなかったのが、投資家の動きですね。
あんなことが起きたら、かなり投資意欲が冷え込むのかなと思いましたが、
前日比2600円アップだそうです。

投資家の皆様の気持ちはどういったものなのか、こんなことがあったから
もう二度とこんな横領はないから、買った方がいいと思ったのかも知れませんが、
私には投資家の気持ちはわかりませんでした。

出版社も投資家もある種、クレイジーな部分やギャンブル性の強いことを
やっていると思うのですが、わからない部分が多いですね。
ひょっとしたら、頭で考えずに、肌感覚で物事を判断するのかなと思います。

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