昨年までのカレンダーだとスーパーバイク世界選手権のモンツァの次の週は
お休みということでしたが、今年は久々に復帰になった南アフリカのキャラミの
レースがあります。そんなわけで、慌ただしい中で、より慌ただしさを感じている
人たちもいます。

モンツァの第一レースの多重クラッシュで深刻なダメージを受けた人、
それほどでもなかった人がいますが、かなり身体的な問題を抱えたライダーの
チームマネージャーはとんでもなくアフターケアに忙しいことになりましたね。

ブレンデン・ロバーツが怪我でどうも南アフリカで走れそうにもないなと
思ったチーム首脳陣はイタリア選手権の開幕戦を走っていた浪人中の
グレゴリオ・ラビーアにマシンを託すことになりました。

まぁ、これはチームとこのスペイン人ライダーとの関係から割に話し合いが
スムーズにいったようです。

問題はアルスタースズキのマックス・ノイキルフナーのケースですね。
この才能あふれるドイツ人の代役を誰がやるのか、誰ができるのか、
彼の復帰がキャラミであるのかなどとモンツァのパドックでは喧々諤々
だったようです。

能力があって、他のチームとの契約の縛りがなくて、4ストのリッターバイクを
乗りこなせるライダーで、すぐに南アフリカに飛んで行ける人というのは
かなり限られますね。

ひょっとしたら、アルスタースズキでストック1000選手権を
走っているクラウディオ・コルティにチャンスを与えることもあるのかな
と想像しました。

このミラノ郊外のコモ出身のライダーはイタリア選手権ではスーパーバイク
クラスを走っていましたし、今年からアルスタースズキでストック1000
選手権を走っています。ストック1000とスーパーバイクということで
いじれる範囲はかなり違いますが、同じスズキのリッターバイクを走らせて
いるので、いきなり他のメーカーのマシン、違う会社のサスペンションを
使うことはないでしょう。

また、日曜日のモンツァでストック1000選手権を制している彼に関しては
業界的な評価も高いので、チームマネージャーのフランシス・バッタが
彼にチャンスを提供するのは、日程、契約の縛り、マシンの慣れなどといった
要件から考えてもあり得るような気がします。

もう、金曜日にはセッションが始まります。何がどうなるのか注目したいと
思っています。

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