ザリーナ・ディヤスの進撃が続いています。
岐阜で予選を突破して、ランキングの上の連中を破って、QFまで進出した
プラハに住むカザフスタン人ですが、福岡の五万ドルでもどこまでやれるのか
とか、相手の胸を借りるなどという考えはさらさらなく、勝ちに来て、
しっかり勝ちきっています。

東京と名古屋の距離は350キロだけど、のぞみという新幹線は最速が97分。
遅くても三時間だと話していて驚いていましたが、カザフスタンやチェコの
鉄道ではなく、まさにのぞみのスピードで成長をしています。
ランキングの伸びはおそらくリニア新幹線なみでしょう。

かつて、イバノビッチが岐阜と福岡の五万ドルを勝ち上がり、世界のトップに
一気に突き進みました。慣れないサーフェース、ここのところ頻繁に変わる
天候などディアスにとってハードな戦いが続きますが、彼女は負けてもともと
などと微塵も考えずに、100位以上上のランカーにも胸を借りるなんてことは
さらさら考えずに勝利に向かって突き進んでいます。

名古屋駅で駅弁を選んでいる姿は初々しい15歳ですが、コートの上では
何年もツアーで戦ってきているようなプレイヤーのような獰猛さと
闘争心を見せるディヤスの今週の戦いが気になる私です。

彼女は壊れなければ、必ず世界の舞台に来ます。それものぞみやリニア
新幹線のスピードで来るでしょう。

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