番狂わせというものが近年のF1世界選手権では起こりにくいというのに、
秋のメルボルンでグレートサプライズを起こしてくれました。

前評判は上々のものであった、ブラウングランプリですが、メルセデスエンジン
と新型シャーシーのマッチングが良かったのか、何と新チームのデビューレースで
予選の1-2を決めました。

まぁ、世界中が驚いていますね。

毎回、メルボルンでは何かが起こるのですが、こんなことはちょっとどころか
全然予想できなかったことでした。

ブラウングランプリの快足ぶりにレッドブルのフェッテルの三番手が
かすんでしまいました。

まぁ、二輪でも四輪でもそうですが、実力を発揮できる道具を手にしたら
速く走ることができるのですが、マシンパッケージがだめだめだといくら
能力を持っていても本来の力を発揮できないことはあります。

すぐれたプログラマーやエンジニアとコンピューターの関係と一緒ですね。
コンピューター関連のすぐれた開発者に初級者用のパソコンを与えても
そのパソコンの100%しか引き出せないし、パソコン初級者にスペックの
高いコンピューターを渡しても使いきれない。

昨年、二人のドライバーは持っている能力が発揮できない車とエンジンに
能力を発揮できないイライラを感じていたのかも知れませんが、
思い通りに曲がってくれて、路面を捉えてくれるマシンとパワーデリバリーが
ドライバー好みであるエンジンを手に入れたらサクサク走れるのでしょう。

まぁ、この予選はどういうことと思いながらも、トップと最下位のタイム差の
少なさを見て、果たして日曜の夕方に誰が笑うのか楽しみにしたいと思います。


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