オーストラリアのフィリップアイランドでスーパーバイク世界選手権の
開幕戦が行われました。

それにしても、面白いシーズンになることがこの週末によくわかりましたね。

全然わからかったことというのは、芳賀の変身ぐらいでしょうか。

スーパーポールが十六番手というのは、いったい何が原因だったのでしょうか。
シーズン前の開幕でもいま一つ感が感じられ、スーパーポールが四列目の
一番後ろというポジション。

良く理解できるのは、芳賀というライダーがあきらめることはないということ。
そして、何かをつかんだり、感じ取れば速く走るということ。

イギリス映画の傑作に『土曜の夜と日曜の朝』という作品がありますが、
一日の間に何かが生まれ、何かが殺されたのでしょう。

そんなわけで、芳賀の闘争心は変わらずに、タイムと順位は大きく変わりました。

誰もゼロックスドゥカティのライダーのコピーはできなかった第一レース
でした。

第二レースはポールマンのベン・スピーズが実力を発揮したレースでした。

第一レースをスタート間もなく終えてしまった彼ですが、何も問題が
なければ、彼が思うように走ることができる。

人もマシンも好調で芳賀とのバトルになりましたが、レースを終始支配したのは
ヤマハの傑作バイクに乗るアメリカ人でした。

開幕戦を終えて、芳賀とスピーズというベテランとニューカマーの二人が
勝利を分け合い、ドゥカティとヤマハが一勝づつ勝ちました。

スズキも好調ですし、ホンダのパワーも直線スピードから見て取れます。

これにアプリリアとBMWが加わった今季はとんでもなく面白いシーズンに
なりそうです。

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