ロジャー・フェデラーが東京の大会に出場した時に日本人のコンペティティブ
なプレイヤーの不在を日本人記者に問われた時に彼は
『日本には国枝がいるじゃないか』と答えました。

錦織圭という特別な存在が出現する前に、男子ツアーの中に残念ながら強力な
プレイヤーが存在しなかったときに彼は日本人プレイヤーの不在を実感して
いました。

しかし、その彼が車いすテニスの国枝の能力や成績を理解して、彼は国枝の
名前を出したのでした。

その国枝の成長と躍進というのは、フェデラーが改めて口に出すほどの
素晴らしいものでした。

アテネのパラリンピックで負けて、辞めようと考えながら再びラケットを握り、
技術や戦術を進化させて挑戦を始めて、それまでにないバックハンドと
攻撃的なテニスを身につけて、08年には北京でのパラリンピックも制しました。

その後、フィジカルコンディションの問題などで苦しんだこともあったようですし
追われる立場の彼はライバルから研究もされたでしょう。

しかしながら、彼の闘争心や欲望の強さは変わらずにいます。

そして、オーストラリアにタイトル防衛のためにやってきました。

そして、ダブルスを制し、そして、シングルスの決勝も見事に制しました。

彼のバックハンドも強いのですが、本当に心が強いのだと思いますね。

日本には国枝がいます。そして、世界一のプレイヤーがいます。
私たち日本人のテニス愛好家は飽くなき探求心を持ち、強いバックハンドを
有する国枝と同時代に生きることができる幸運に感謝すべきだと思います。

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