スーパーバイクのテストがポルトガルのポルティマオで行われました。

日本の四メーカーにドゥカティという五メーカーでの争いにアプリリアと
BMWが加わっての七メーカーでのバトル。
そして、大量のエントリーとオートバイの世界選手権の名にふさわしい
豪華さとボリューム感を感じる新シーズンの開幕前テスト。
その中で存在感をタイムと走りで見せてくれたのがシェーン・バインでした。

イギリスでのスーパーバイクでの走りを母国以外のサーキットでどれだけ
見せてくれるのだろうかという思いを抱いているイギリスのファンには
このポルトガルでの晴れ、雨問わずに速かったタイムに期待が膨らむことでしょう。

同時にファクトリー体制以外のドゥカティも多くのライダーに衝撃を
与える予感があります。

ヤマハの二人のニューライダーも速かった。そして、ノイキルフナーの
スズキも快足ぶりを発揮しました。

そして、当然ファクトリードゥカティの名古屋人とローマ人の二人も
世界タイトルを獲ったマシンで仕上がってくることでしょう。

ホンダのチェカも徐々にタイムアップを果たしていて、楽しみです。

気になるニューエントリーですが、BMWはまだ中段グループですが
雨ではすでにトップコンテンダーですね。アップダウンの激しいサーキットで
雨でタイムが出るというのはライダーの能力以外にマテリアルもいいことを
示しているような気がします。

アプリリアはまだやることが多いといったところでしょう。
シモンチェッリがフィリップアイランドとドーハで走るということが
なくなってしまった背景というのは三台体制で走るより、レギュラーライダーの
二台のマシンを仕上げることに全力を傾けるというのが正しいあり方だと
考えていたのでしょう。

世界王者が惜しまれつつ、引退したスーパーバイク世界選手権ですが、
楽しい要素がいっぱい詰まったシーズンの開幕はもうそこに来ています。

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