20年前あたりのレコード大賞にはエネルギーやパワーを感じました。
まぁ、芸能界の色々な毒や政治力とセールスや楽曲の良し悪しが
混ざり合い、溶け合って、大晦日の一大関心事だと思いながら紅白より
注目して見ていました。

しかしながら、ここのところのレコード大賞にはかつてのような
パワーがないですね。

賞に関して、関心を示さないミュージシャンが増えたことと、CDの
セールスな明らかな減少。そして、CDシングルの販売数の低下とダウンロードの
増加などが絡み合ってのことなのでしょう。そして、賞として考えた場合、
私も感じていますが、ゴールドディスクの大賞の方が販売数を会計士が
カウントして、それを受賞の対象にするということで作り手と買い手の
純粋な関係性がそのままノミネートや受賞につながっているので、そちらの方なら
出演してもいいと思う人も少なくありません。

TBSが大みそかから一日前倒ししたという英断以外に、中止や規模の縮小を
含めて熱のなさから出される決断があるような気がします。
まぁ、何が何でもこの番組と賞を盛り上げていこうというところが薄いと
熱は引いてしまうので、そう考えると、作り手のパワーやエネルギーが
昔ほどでないということがかつてのヒートを起こさない理由だと思うのですが。

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