すべてのグランドスラムとオリンピックを制したのはシュテフィ・グラフ
でした。選手としての実力とオリンピックに出て勝とうとする野心や欲望が
なければできないことで、こんな偉業はもうできないのではないかと考えて
いましたが、車椅子テニスの男子シングルスの決勝のコートに立った日本人は
勝つことを考え、負けることなど考えずにツアーを周り、今シーズン無敗で
勝ち続け、北京に乗り込みました。

決勝まで一方的なスコアで勝利を重ねた世界ナンバーワンプレイヤーが
センターコートに現れ、大きなプレッシャーを感じながらプレイしました。

試合後のインタビューではいつものプレイができなかったと語っていましたが
それでも熱い気持ちと冷静な頭の両方を持ってプレイできていたと思います。

その彼がゲームをしっかりと支配して強い気持ちを持って積極性を失わずに
流れを引き寄せて勝利を奪いました。

女子サッカーでも東アジア選手権やワールドカップよりオリンピックが
注目されるように車椅子テニスでもグランドスラム大会よりもパラリンピックが
関心度が高いのは事実です。

そのパラリンピックで金メダルということになったからNHKも衛星第一での
放送を決めたのでしょう。

世界ナンバーワンになったのは大きな意味がありましたが、それに加えて
ゴールドメダルを奪ったのは本当に世間やファンに対する意義があったと
思います。

ロジャー・フェデラーが日本の男子テニスプレイヤーに関してコメントを
求められた時に『日本には国枝がいるじゃないか』と話していましたが、
日本のテニスファンは国枝を誇りに思っていいと思います。
世界で二番目のコールデンスラマーのすごさや素晴らしさを関係者、
テニス愛好家は深く愛したり、感じたほうがいいと思う私です。

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