アレックス・ホフマンがアプリリアのテスターとして、来季参戦の
アプリリアのSBKマシンを走らせています。その彼はいったいどんな
形で新シーズンを送るのでしょうか。

アプリリアが日本の四大メーカーとドゥカティを脅かしていた時期が
ありました。ピーター・ゴダードの一年を経て、ラコニやコーサー、芳賀が
SBKのマシンを走らせていた時期は実に面白いものでした。

いろいろな内的、外的要因で撤退してからもアプリリアというメーカー
(あるいはピアッジョグループ)は利幅の大きいバイクのマシンで行われ、
サーキットと消費者が心理的にも物理的にも近さを感じるSBK世界選手権という
のは再参戦を考えていました。

そして、プロジェクト発足とともに四気筒という今までのノアーレのSBKマシン
にはないレイアウトのエンジンとそれに合わせた車体でドイツ人(ただし、
この兄ちゃんは私を見ると『ciao!italiano!』と呼び、99年のアッセンの
GP以降会えばイタリア語で会話している)が開発をしていました。

ブルノラウンドにはジャンピエロ・サッキがビアッジと交渉していました。
それ以外に候補ライダーの名前というのは出てきていません。

さて、ホフマンはどこに行くのでしょうか。

アプリリアのテスターを続けるのか、あるいは一時期噂になったBMWという
話があるのか。違ったカテゴリーに行くのだろうか。

ミッシェル・ファブリッツィオが125で大したことがなかったのに、4スト
バイクに乗ると真価を発揮したように、彼には輝ける場所が必要です。
彼をこのまま、第二のクリスチャン・リンドルムにするのは明らかな損失
だと思います。(リンドルムというライダーは業界的な評価が高かった
SSのライダーですが、チャンスに恵まれずに現在は雑誌にインプレ記事などを
書いています)

いい話が聞ける日を心待ちにしています。

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