元アプリリアのマネージャーで、ビアッジと黄金時代を築いたカルロ・ペルナット
氏ですが、現在担当しているライダーはロリス・カピロッシ、アレックス・デアンジェリス
そして、ニッコロ・カネパということになります。その三人の動向が決まり、
ちょっと落ち着いたといったところでしょう。

カピロッシがスズキに残留。そして、デアンジェリスがグレシーニホンダと
契約更新。そして、カネパですがスーパーバイクでゼロックスドゥカティと
いう話もあったのですが、アリーチェドゥカティでMotoGPを戦うことに
なりました。

カピロッシとデアンジェリスに関しては驚きはなかったのですが、
カネパについては少し意外な感じがしました。
まぁ、MotoGPマシンに対しては今季テストで何度もライディングして
慣れもあり、いきなりファクトリーチームに行けないだろうから、
アリーチェドゥカティというのはありかなとは思いますが、
果たしてこれがどういったことになるのか。

このジェノベーゼの彼とはおととし、よく会っていたのですが、
いい奴だと思うのですが、何か若い割にはぎらぎらした欲の強さというものを
感じなかったですね。

ある時期、カワサキベルトッキのSTK600で走りながらライトスピードカワサキでの
SSでの戦いを同時にしていた彼ですが、その時にはめぐってきたチャンスを
モノにしようという強い意志の強さを感じましたが、ゼロックスドゥカティの
ジュニアチームでSTK1000をやっていたときには、すこし丸くなったのかな
という気がしました。

変わらない部分と変わる部分はキャリアを重ねれば当然出てくるのでしょうが、
世界の列強に戦いを挑むときにプライベートチームで戦うとなると熱いもの
やぎらついたものがないと難しいわけで、私の知る限り、レジス・ラコニ、
オリビエ・ジャック、ジャンルカ・ヴィッツィエッロ、ジャンルカ・ナンネッリ
といった連中はそれを持っていました。

カネパが果たして強欲を持てるのか気になる私です。

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