甲子園の高校野球が終わって何となく紙面を眺めていたの
ですが、思ったのは投手戦の少なさとハイスコアのゲームの
多さでした。

昔のようなラッキーゾーンというピッチャーにとっては
アンラッキー以外の何者でもないものが取り払われて結構な
年月が過ぎました。

しかしながら、今年のハイスコアリングゲームの多さは何を
意味するのでしょうか。

打撃技術の向上はもちろんあるのでしょうが、どうも
私はそれ以外の理由が存在すると思います。

その中のひとつがディフェンスサイドの問題ですね。
いくら能力を持っているピッチャーでも昔より地球温暖化で
暑くなっているように思える日本の夏で一人か二人の
ピッチャーでトーナメントを戦うというのは難しいと
思います。

同時に連投や投球過多は故障の原因になると思います。

過労死が問題になっている現代の日本で教育の一環として
高校野球をやるということであれば、もっと私は選手の寿命や
コンディショニングを考えていくべきだと思いますね。

ベンチ入りの人数をあと十人増やし、30球なり40球投げた
ピッチャーの連投は禁止するといった規則というのは
割りに簡単に導入できると思うのですが、それができないのは
何か特別な理由があるのでしょうか。

高校野球に選手の寿命や体を考えたラディカルな変化が必要で
ピッチャーのベストパフォーマンスを発揮させる土壌が
不可欠なのにそれができていないのがハイスコアのゲームを
生み出していると思います。金属バットと打撃技術の向上
以外にも何かハイスコアのゲームには理由があるはずです。

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