バルセロナで250ccクラスの後継クラスとなるカテゴリーに
関する討議がされます。どんな結論が待っているのでしょうか。

今のMotoGPがF1の方向性を考えているのは、近年の動きから見て
間違いない。となると、F1が併催レースとしてGP2を発表し
開催されたことを考えると、同じような路線(つまり、ワンメイク
バイクとワンメイクタイヤで上位カテゴリーほどパワーを
出さずに、若いコンペティターが参加しやすい格式で、
お金がそれほど掛からないようにする)ことを考えるというのは
ロジカルな発想だと思います。

では、タイヤは現行の250ccクラスが実質的なワンメイクと
なっているのに対して、車体とエンジンはどうなるのでしょうか。

アプリリアとKTMというメーカーが参加し、戦った結果を
PR活動に有機的に利用しているのは理解できます。

日本のメーカーはホンダとヤマハが90年代においてはファクトリー
体制で参戦してきていました。スズキは部分的な参戦にとどまり
カワサキは無関心で、明石ではもっぱら4ストバイクの選手権
に注力してきていました。

イバーノ・ベッジョ氏がMotoGPが始まり、とんでもないレース
参戦に関してとんでもないインフレが起き、日本人に対して
(あるいは特定のメーカーに対して)資金力が強いメーカーが
勝つようなあり方はフェアではないと話していました。

昔のアプリリアと今のアプリリアとの間には同じものもあれば
全く変わってしまったところもあるのですが、ピアッジョ
グループのスポーティングディレクターであるジャンピエロ・
サッキは特定のメーカーによるチャンピオンシップスに関しては
否定的であり、125,250ccクラスに関しては存在価値がある
と信じている人です。

バルセロナでどんな議論が起き、そして、どんな結末を迎える
のか見守りたいと思います。

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