SBK
 マックス・ノイキルフナー 10

 予選の快走とレース1の勝利。そして、二位に入ったレース2
モンツァのレースウィークを鮮やかな勝利と見事な走りで彼の
才能を見せ付けたこのドイツ人は凱旋将軍としてドイツへ戻ってくる。
モンツァのコースにスズキのマシンはベストマッチだったが、ツイスティなニュルブルクリンクではどうか。勝ち味を覚えた
メモリアルレースとなったモンツァの週末だった。

 芳賀紀行 10

 レース1のポストレースインタビューでスズキのマシンと
我々のバイクでは排気量が違うと思うと口にしていた彼が
マシンセットアップと能力の高さ、そして、闘争心で優勝を
奪った走りは見事。何が足りなくて、何が必要かを理解して
ソリューションを考え実行した冷静な頭脳と熱いハートが
優勝を可能にした。

 トロイ・ベイリス 9

素晴らしいスーパーポールのタイム。そして、レース1での
走り。ただ、少々の運と正しいセットアップが足りなかった。

 清成龍一 9

ホンダ勢最速の走り。初めてのモンツァでホンダパワーを
利しての見事な走り。ただ、勝てるレースを抑えることが
できなかったのは、彼の悪い意味での優しさが垣間見えた
気がした。

 アイルトン・バドビーニ 8

型落ちのカワサキにして失敗作と言われる昨年型のカワサキ
で信じられない走り。確かにイタリア選手権で走りなれて
いたり、地元で力も入っていたのだろうが、マテリアル的に
明らかに劣勢でありながら予選、決勝と勇敢な走りを見せてくれた
彼を高く評価したい。

 
 マックス・ビアッジ 6.5

今ひとつではなく、今二つだと思えたモンツァの週末。
シュムルツのもらい事故は仕方ないにしても、テンションが
あがっていないときの彼の典型的なレース。

 SS

 ファビアン・フォレ 9

予選の見事な走り。そして、少々とっ散らかりながらも
トップを奪い今季初優勝。ハードなレースだったが、今週は
勝てると思ったときの自信に満ちた走りがありありと見て取れた。モンツァはあまり今までいいことがなかったのだが、
ここで勝てたのはタイトルを考える上で大きな勝利だったろう。

 
ジョシュ・ブルックス 9

ホンダパワーを利して優勝も有り得たモンツァの午後。
テンカーテホンダに先行した走りは見事。

 
ブロック・パークス 8.5

チームメイトにはかなわなかったが、しっかりと強いところと
弱いところを理解して表彰台を獲得。

STK1000

 ハビエル・シメオン 9

荒れたレースをしっかりとマネージメントし、勝てるマシンを
最後まで冷静に走らせたモンツァの日曜日。

 マテイ・シュムルツ 7.5

トップ争いできるライダーがオープニングラップでマルチクラッシュ
で戦列を離れてしまった荒れたレースになったときに
しっかりと棚ボタを手にする位置と場所を理解して、それを
まっとうした。

 

  スズキ 10

まぁ、速いこと。コーサーがタイトルを奪った年のヴァレンシアでグイドッティがモンツァはうちは難しいと思うと話していたが
今年のスズキはヴァレンシアも良かったし、ここも速いとなると
特別苦手とするサーキットがないような気がする。

  ヤマハ 10

SBKレースにおけるスズキのような圧倒的な速さは感じなかったが、
芳賀の能力と正しい道を見つければ勝利にたどり着ける速さと
強さを持っているバイクが今のR1だろう。シーズン前半の
劣勢からここまで挽回してきたのは見事。
また、ホンダが歴史的に強いモンツァのSSで速さと強さを
感じさせたR6も高評価する。

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