日曜日にムジェッロでイタリア選手権が開幕しました。
イタリア情報を拾っていたら、当然リザルトも理解できたの
ですが、今季、イタリア選手権のSBKクラスを走るクラウディオ・
コルティがR1を走らせて開幕戦を勝利しました。

コルティというライダーの評価をしていた日本人というのは
あまり少ないというか、日本の活字メディアではほとんど
いない中、私はこのブログのなかで彼がU20ストック600選手権を
走っていたときから注目していたのですが、その彼が停滞
していた(ように見える)のは残念でしたね。

まぁ、ライダーが速く走ったり、いい成績を残すには色々な
ファクターが揃ってのことなのですが、ストック600から
ストック1000に移って、意外に伸び悩んだというか、成績に
ばらつきが大きかったのは悪い意味でのサプライズでした。

両親との関係性であったり、転倒による怪我であったり、
そして、同じ道具、同じマシンを使うライダーとの相関性
であったり(正直、ピッロというライダーというのは持参金
持込で能力的にはクエスチョンマークがつくけれど払っ
て乗ることが出来るのだろうと思っていたのですが、そんな
私はパドックの住人の認識を吹き飛ばしてしまう彼の素晴らしい快走というのは、チームメイトのコルティに大きな影響を
与えたのでしょう)様々なネガティブなファクターが重なり、
実力とは見合っていない浮き沈みのあるシーズンを過ごしました。

その彼がヤマハイタリア直系チームでR1でFIMカップストック1000
選手権を走りながらイタリア選手権のSBKに参戦する話をシーズン前に
聞き、体制の変化が何をもたらすのか気になっていました。

開幕戦優勝の報に触れて、もやもやしたシーズンの不満足感
や欠如感から開放されて、本来の能力に見合った成績やタイムを
記録していけるのか気になります。

かつてアイスホッケーに夢中になり、私とうだうだホッケー談義
をしてくれて、私の書くイタリア語に手を入れて直してくれる
コモ出身のライダーがストック1000選手権とイタリアSBKで
どんなものを見せてくれるのか気になる私です。

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