よそがやらないことをやることが好きなテレビ東京というのは
視聴率では最下位でも固定客(あるいは特定業界の視聴率)では
トップだと言われています。
釣りの番組は視聴率は低いのですが、釣りファンはいつもの曜日、
いつもの時間にテレビ東京を見ていたり、個人投資家はほかの
チャンネルの浅いマーケット情報ではなく、能力と経験の
ある人がそろっている人がクリエイトする番組を見ています。

そんな固定客をしっかりつかむことを昔からしていたテレビ東京
が放送していた番組の一つが『三菱ダイヤモンドサッカー』でした。

あの番組を見てサッカーに目覚めたり、学んだり、理解したり
した人たちがノスタルジーを込めながらまとめた本を読みながら
テレビ愛知開局以来見られるようになったあの番組を思い出し
ました。

ほかの局が手を出していなかった海外のサッカーを紹介し、
多くの人に啓蒙した実績というのは本当に大きなものがあると
思います。

また、あの番組を通じてヨーロッパのことを学んだり、親しみを
持った人も多かったことでしょう。

サッカーフリークではない私ですが、そんなことを感じます。

二番煎じやぱくりというのはどうかと思いますが、テニス者
として思うのは、同じテレビ東京がやはり他の局が手を出して
いなかった世界レベルのテニスを紹介していた番組であり
私の人生を大きく変えてしまった『SIAワールドビッグテニス』
を叩き台にした本が製作できる可能性ですね。あの番組を
見て育ち、あの番組を楽しみにして視聴習慣を持っていた
人たちのなかから現れたプレイヤーや業界関係者の皆さんが
テニスを語るとどんな書籍ができるのだろうかと思います。

まぁ、そんなことを書くと『大江戸捜査網の時代』やら
『演歌の花道の時代』とか『国際プロレスの時代』なんてものや
『三波伸介の凸凹大学校の時代』なんてものも出てきそうな気がします。
それらはきっと濃度の濃い、愛にあふれた作品になりそうな気
がします。

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